ヨドバシAKIBAとか気合い入ってるの鴨

prosolid II

というかですね。だいちカーでまたーりと南東北を旅するはずが、気がつくと金曜クルマで出勤→仮眠して午前4時に起床、なぜか己のクルマで奥日光とか鬼怒川とか正嗣とか宇都宮郊外の砂風呂とか行ったり、マジックを注射針と見間違えたことに起因するに違いない「奥日光で泣きたくなるほどマズい饂飩&蕎麦を朝飯代わりに食って死にたくなる編」っつー惨劇に見舞われたり、どこかで人形を間違えてプレゼントしたことに端を発すると思われる「前を走るVOXYが死ぬほどありえない局面でブレーキを踏む編」っつー惨劇に押しつぶされたり、おおむねひぐらし批判を繰り返しながら温泉を巡って、日帰りでK口帰還後は松屋のメシを肴に酒を呑んだりと、句点がないまま帰宅してみると、長年連れ添ったN504iが死んでいるわけですよ。4年前の「冬」の直後、忘れもしない大晦日に、auとかちょお東館で電波入らないという理由で買ったN504iが。

どうやら、バッテリーと本体の端子かその周辺がイカれたようで、バッテリー買い換えてそんなに経ってないのに、まるで充電できず。月曜火曜と放置してみたものの、さすがに仕事への差し障りが出てきたこともあって、どうしようもなく終わっているイベント(別名「WPC TOKYO 2006」)の取材……というか、冷やかしに外出したついでに、ヨドバシAKIBAで携帯を物色してみたというわけです。

まあ、今更メイン携帯電話をDoCoMo以外にする理由とか見当たらないので、DoCoMoのコーナー行きますわな。んで眺めますわな。すると、一つだけカメラなしモデルとかあるぢゃないですか奥さん。とりあえず、メールなんて年に2回くらい、盆暮れくらいにしかマトモに使わないとはいえ、ボタンの押し心地とかは気になるのでちまちま弄ると、これが案外悪くない。薄くて軽いし、貧乏人が喜びそうな、余計な機能もほとんどないしで、「これくれ」と、近くのあんちゃん捕まえて述べた次第で。

「機種変更したいんだけど」
「機種変ですね。いまお使いのは何か月くらいお使いですか」
「わかんない。少なくとも3年は使ってるはず」
「はっ(編注:鼻で笑う音)。となると料金は〜になります」

(幕間。手続きするスペースへ移動し、とりあえず住所とか書く風車さん)

「で、お客様。どれくらい通話されますか」
「どれくらいって言われても分からんよ。ただ,月の請求は7k〜11k程度。なんとかL、みたいな料金プランだったような気がする」
「メールは月にどれくらいされます?」
「多くて10通くらい。ほとんどしない」
「ふっ(編注:再び鼻で笑う音)」

ええ、察しのいい方はもうお分かりですね。あんちゃんの本心がどうであろうと、横浜市出身であるところの被害妄想の塊は「テメぇみたいな、ケータイの流行もわからねえ、メル友もいねえ引きこもりは糞して寝ろ」と解釈しますよ? そして、露骨にイヤな顔をして「あーちなみにiモードとか一切しないから!」と語気を荒げて吐き捨てますよ?

いや、それで見出しの話になるんだけども、スゲぇ勢いで、携帯電話売り場歴長そうなねえちゃん(たぶん己よりは少し若い。20代後半くらいで、器量はよくない)が飛んできて、このあんちゃんをどかすんですよ。そして,死ぬほど丁寧かつ事務的な口調で、最初から聞き直すという。

それでだいぶ機嫌を直して、購入して、会社戻って、仕事して帰宅して思い返すと、ああ、あれは「主力店舗の1F、目立つ場所で、客が怒鳴るような局面にならぬよう、その手のベテランを配置してたのかなあ。だとすればスゲぇなあ」とか。いや実際、単純にあのあんちゃんがそもそもどうしようもなくて、売り場担当としてマークしてただけなのかもしれないんだけど、そういうマニュアルがあったんぢゃないかと思うくらいの素早い対応で、しみじみと感服したりしなかったりしたという、久しぶりの長文であるわりには、毒にも薬にもならないお話でしたとさ。